12年間セックスをしていないために精神障害

変態仮面φ ★

ペルーの反政府グループの指導者が木曜日に法廷で、厳しい刑務所生活で12年間の
セックスをしていないために精神障害を患っていると証言した。

「私が、禁欲を強いられてから…つまり、不公正で非人間的な刑務所の体制によって、
私は間違いなく精神的にアンバランスになってしまい、時折、物忘れもしてしまうような
苦痛を負っている。私は集中した問題を抱えている」とトゥパク・アマル革命運動（MRTA）の
指導者ビクトル・ポライは裁判官に訴えた。

ポライ（53)は結婚し子どもが3人居るが、別の刑務所から300メートルのトンネルを抜けて
脱走し世間をあっと言わせた事件で、1992年に再逮捕されてから、リマ近郊の海軍基地に
あるペルーで最もセキュリティの厳しい刑務所に収監されている。

MRTAは、1996年から97年にかけておこった126日間に渡る日本大使館人質事件を起こし、
世界的な悪評がたったことで有名だ。

ポーレイはMRTAが過去に殺害したり、爆撃したり、誘拐した犠牲者に対して謝罪したが、
軍事法廷で国家反逆罪により終身刑を言い渡された。
現在、ペルーの最高裁でテロリズムの罪で再審がなされている。

ペルーの同じ刑務所の受刑者は、夫婦間の訪問は許されているが、ポライや他の
反乱勢力の指導者は何年もの間、一日に30分だけ独房から出られる以外は、コンクリートの
独房で暮らす。

ポライの刑務所生活の条件は改善され、より多くの訪問者も許され、運動時間も増え、
90年代のころよりも広いスペースが与えられている。
しかし、彼はセックスは禁じられ、独房暮らしだと、刑務所の関係者は話している。

ポライの母親であるオッティラ・カンポスは、息子が拷問され、30キロも体重が減ったと
訴えている。
「息子はゴーストのようになってしまった。がい骨のように…。精神的になにかあったのに
間違いない」と記者団に伝えた。

別の反政府集団「輝く道」の指導者アビマエル・ガズマンは、ポライの長年の友だが、
同様に終身刑を受け、同じ刑務所で暮らしている。
しかしガズマンは、アットホームな交友関係や他の特権も許されている。
伝えられるところによれば、政府が和平交渉に同意した後はロマンチックなディナーをとったり
することもできるという。

検察官はポライに終身刑が宣告されるよう求めているが、ポライは自分はテロリズムではなく
反逆罪で有罪であるので刑の短縮を望んでいるという。

「記憶と弁護するメカニズムに欠落したところがあるので、私は少し現実から…逃避しがちだ」
とポライは疲れきった表情で証言するが、言葉に偽りはなさそうだという。
「私はこの裁判に協力したい」とも言った。

パブロ・タラベラ裁判官は、反対尋問をする前にポライに精神鑑定を受けるように命じた。

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081103348081.html