【医療】死亡胎児の幹細胞、条件付き使用容認…厚労省専門委

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★胎児幹細胞利用で規則素案　７月までに厚労省専門委

　幹細胞を使う臨床研究の指針作りを進めている厚生労働省の専門委員会
（委員長・中畑龍俊京都大教授）は１７日、妊娠中絶などによる死亡胎児の
体性幹細胞を利用する際の規則素案を作成することを決めた。
　中絶が誘発されたり、死亡胎児の利用が誘導されたりするのを防ぐのが
目的で、７月の次回専門委までにまとめ議論のたたき台にする。
　素案は、利用を希望する病院の施設基準、胎児の母親からとるインフォームド
コンセント（十分な説明と同意）の実施担当者を誰にするのかや実施手順など、
さまざまな項目が柱になる予定。研究計画審査のために創設する方針の
中央審査機構の在り方も、検討課題になる。
　この日の専門委では「いつでも中絶の意思を撤回できる仕組みが必要」
「研究協力の説明は、担当の産婦人科医ではなく、別のコーディネーターが
担当すべきだ」などの意見が出された。

河北新報　http://www.kahoku.co.jp/news/2004/06/2004061701003778.htm