【農学】良質牛が共通して持つ２つの遺伝子を特定＝岡山県畜産センター[041103]

良質牛の２遺伝子を特定　岡山県畜産センター '04/11/3

　■新選定基準に採用

　肉質の良い岡山県内産雄牛が特定の二種類の遺伝子を共通して持っていることを、
県総合畜産センター（旭町）が突き止めた。種雄牛選定に関し、外見などから推定して
いた従来基準に代わる科学的基準として採用。「食肉牛育成の効率化につなげたい」
と期待している。

　同センターは二〇〇一年度から三年がかりで調査した。種雄牛の中でも特に優良な
基幹種雄牛「利花（としはな）号」から交配した雄子牛約二百頭の血液を採取。
白血球からＤＮＡを抽出し分析した。その結果、特定の遺伝子を二種類持つ子牛は
一種類も持たない子牛に比べ、平均四三・三キロ多くの肉が取れ、霜降り具合を示す
等級も一ランク上だった。

　従来、一年に八十―百頭生まれる雄子牛から基幹種雄牛を選ぶのは、体形や色つや、
育ち具合などの外観などで判断し、約五年がかりで次第に頭数をしぼって決めるのが
一般的だった。

（後略）
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※引用元配信記事：http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04110311.html
※中国新聞（The Chugoku Shimbun）（ http://www.chugoku-np.co.jp/ ）2004/11/03配信